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立っても
座っても
横になっても
目を開けても閉じても
同じ景色
同じ空気

それでも
離さないで
捨てないで
ずっと見ていて

心臓のリズム
巡る血液
ここに在る一つの肉体の中
きっとどこにもいかない
どこにもいけないから


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自分を殺したら怒りと悲しみが暴れ自分は失踪した



怒りと悲しみに追われ心が潰される日々早く早く終われ



食に逃げる私不安と体増すばかりやめられず悲しい



あの頃を脈拍に変えて孤独を癒やす無駄と思いたくない


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あなたが私の元を去ってから、私にほんの少しの空白が纏わりつくようになった。
空白は私に特別何もしてこない。
けれど、空白は私をじっと見つめ続けている。

空白は、私に寄り添うことはない。
手の届かない距離から、歩く私を、本を読む私を、歯を磨く私を、見つめ続けている。

試しにあなたのことを思い浮かべてみたら、
空白は私に少し近づいたけれど、すぐに離れて、元通り私を見つめ続けた。

仕方がないので、空白に見つめられながら私は生きていた。
初めは嫌な感じがしたけれど、案外慣れてしまうもので、
あなたと離れる前の生活にすぐに戻った。

それからしばらくして、あなたが誰かと一緒になったという噂を聞いた。
恐らく、空白も聞いていた。
空白は私にうんと近づいてから、私の周りを物凄いスピードでぐるぐる回った。
私は回る空白を見ていたら目眩がして、思わず目を瞑って座り込んだ。

すると、涙が出た。
たくさんの涙が出た。
涙の後を追うように悲しみがやってきた。
私はあの別れから泣いてもいなければ悲しんでもいなかったことに、ようやく気がつく。
空白は私が泣くのをずっと窺っていたのだ。
空白はそれだけの為の存在だった。


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音が粒立って私に投げられるとき、
思い出すのはいつも同じページの同じ言葉。

君の笑顔はもう戻らない。
まさかお菓子に毒が入ってるとはね。
暴力は自在に姿を変える。

色もない音もない。
楽しいことも苦しいこともない世界へ。
ねえ、そこで君は笑っているだろうか?

投げられた音に涙を込めて君のもとへ。
音楽のセンスはないけれど、
あの時泣けなかった私と君に届くように。


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「死なないから刺してもいいでしょ?」
あなたの顔を錆びたナイフの刃先で撫でる。
あなたの首でキラキラと輝く脂汗を舐め取ると、
愛していたとあなたの耳元で囁いた。

そう。本当に愛していた。
思い出は鮮やかで美し過ぎて、薄汚い今を眩しいほどに照らす。

だからこそ許せなかった。
今を。あなたを。そして私を。

錆びたナイフの柄に力を込める。
鈍い音の後に一筋の血が静かに流れた。
薄汚い今から、あなたから、そして私から、私は自由になる。

この傷と引き換えに。


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インドウハル
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初めてここに来た方は是非こちらの記事をご一読ください。

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