忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

意地を張って虚勢を張って
笑顔を貼りつけて晴れのフリ
腫れ物に触る勇気はない
だってこの先障るかもしれないでしょ

フリしてる時点で十分不利だね
這って進んでるあいつを見ろよ
春を信じているあいつを見ろよ


 ↑よろしければクリックお願い致します。

拍手[0回]

PR
ガラスケースの小さなひび割れから
君の名前が一文字だけすべり落ちた
気づかなくて埃と一緒に掃除機で吸った

そんな日々さ
今日に限ったことじゃない

君の名前は掃除機の中を探せば見つかるだろう
でもまたいつか何かの理由で失くすだろう
それは同じことを繰り返してるだけなのか?

明日は新しい埃がガラスケースの上に積もる
僕はまたそれを掃除する
どうせそんな日々だろう
やっぱりそんな日々だろう


 ↑よろしければクリックお願い致します。

拍手[1回]

立っても
座っても
横になっても
目を開けても閉じても
同じ景色
同じ空気

それでも
離さないで
捨てないで
ずっと見ていて

心臓のリズム
巡る血液
ここに在る一つの肉体の中
きっとどこにもいかない
どこにもいけないから


 ↑よろしければクリックお願い致します。

拍手[2回]

音が粒立って私に投げられるとき、
思い出すのはいつも同じページの同じ言葉。

君の笑顔はもう戻らない。
まさかお菓子に毒が入ってるとはね。
暴力は自在に姿を変える。

色もない音もない。
楽しいことも苦しいこともない世界へ。
ねえ、そこで君は笑っているだろうか?

投げられた音に涙を込めて君のもとへ。
音楽のセンスはないけれど、
あの時泣けなかった私と君に届くように。


 ↑よろしければクリックお願い致します。

拍手[0回]

「死なないから刺してもいいでしょ?」
あなたの顔を錆びたナイフの刃先で撫でる。
あなたの首でキラキラと輝く脂汗を舐め取ると、
愛していたとあなたの耳元で囁いた。

そう。本当に愛していた。
思い出は鮮やかで美し過ぎて、薄汚い今を眩しいほどに照らす。

だからこそ許せなかった。
今を。あなたを。そして私を。

錆びたナイフの柄に力を込める。
鈍い音の後に一筋の血が静かに流れた。
薄汚い今から、あなたから、そして私から、私は自由になる。

この傷と引き換えに。


 ↑よろしければクリックお願い致します。

拍手[0回]

プロフィール
HN:
インドウハル
性別:
非公開
自己紹介:
初めてここに来た方は是非こちらの記事をご一読ください。

このブログはリンクフリーです。
ブログ内の文章の無断転載・引用及び改変は禁止致します。
使用したい場合はコメントか拍手でご一報ください。
不定期更新ですがどうぞよろしくお願い致します。
詳しいプロフィールはこちら
ブログランキング

バナークリックで文芸Webサーチに飛びます。
相互リンクさせていただいてます。


バナークリックで人気ブログランキングに飛びます。
クリックよろしくお願い致します。
P R

Template by Emile*Emilie
忍者ブログ [PR]